葬儀の知識

実家に帰省したときに確認しておきたい、家族葬の事前相談チェックリスト

2025/10/15作成

2025/10/20更新

最近は、終活の一環として事前に葬儀の形式や内容を決めておく人が増えています。終活において何より大切なことは、いざという時に備えて、元気なうちから行っておくことです。 お盆やお正月など、家族が顔をそろえる帰省のタイミングは、葬儀や供養の希望について話しておくよい機会でもあります。普段はなかなか切り出しにくい話題ですが、みんなが落ち着いて話せる時だからこそ、ゆっくりと気持ちを確認してみてはいかがでしょうか。 今回は、家族葬の事前相談を行う際に押さえておきたいポイントをご紹介します。何を聞いておけばよいかわからないという方は、ぜひ参考にしてください。

目 次

家族葬とは

家族葬とは、葬儀の参列者を身内や親しい方に限定して行う比較的小規模な葬儀のことをいいます。気心の知れた人が集まって行われる葬儀のため、「アットホームな雰囲気の中、ゆっくりお別れができる」「参列者対応に追われずに穏やかな気持ちでお見送りができる」などのメリットがあります。

基本的に、葬儀の流れなどは一般葬と同じですが、焼香を行う人数が少ない分、一般葬よりも葬儀にかかる時間は短くなる傾向にあります。

葬儀の事前相談とは

もしもの時に慌てず対応できるように、事前に葬儀社を決め、葬儀内容や費用について相談しておくことができます。ご家族を亡くされた後は、思ったよりもやるべきことが多く、ご逝去から葬儀までの期間も短いため、葬儀内容をじっくり検討できず後悔が残ってしまうケースも少なくありません

元気なうちに葬儀社を選び、供養について相談しておくことで、ご本人やご家族の希望に沿った葬儀を実現することができます。

事前相談は無料で行える葬儀社がほとんどなので、気になる葬儀社があれば、複数社見積もりをとり、内容や対応の質などを比較検討しておくことをおすすめします。

福島・岩手・山形・茨城・千葉でのご葬儀は、ぜひ、さがみ典礼にご相談ください。

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家族葬の事前相談チェックリスト

さっそくですが、葬儀社に事前相談をする前に押さえておきたいポイントをリスト形式でご紹介します。

実際は、葬儀社と相談しながら決めていくことになりますが、事前にご本人の希望を聞いておくことで、相談をスムーズに進めることができます。

1. 葬儀の形式や規模について

アットホームな葬儀を希望する場合は「家族葬」が適していますが、家族葬の他にも大勢の関係者に呼びかけて大々的に行う従来型の「一般葬」という選択肢もあります。

また家族葬のように身内中心で行う葬儀の中にも、お通夜を省略する「一日葬」や、宗教儀式を行わずに火葬のみでお見送りをする「火葬式・直葬」などの選択肢があるため、それぞれのメリット・デメリットを検討しながら、希望する葬儀形式を確認をしておきましょう。

2. 葬儀の規模(お呼びする人の範囲)

一般葬とは異なり、家族葬の場合は葬儀にお呼びする人を限定することになりますが、基本的に、誰をお呼びするかはご遺族の意向によります

そのため一言で家族葬といっても、10名未満の家族葬もあれば、30名ほどの家族葬もあるのです。親族はどこまで呼ぶのか、友人や近所の方はどうするかなど、呼ぶ人の範囲を決めおくことで家族葬の規模感が把握しやすくなります。

3. 予算の確認

葬儀の規模感が決まると、どのくらいの予算が必要かもみえてきます。葬儀費用としてどのくらいの費用を想定しているかを確認し、互助会や葬儀保険等の加入の有無も聞いておくと安心です。加入している場合は、名義や連絡先も確認しておきましょう。

4. 安置場所の希望

ご逝去後、葬儀までの間にご遺体を安置しておく場所の希望も確認しておくと安心です。選択肢としては、「自宅」または「葬儀社等の安置施設」があります。

葬儀社等の安置施設は、ご遺体の管理をプロに任せられる安心感がありますが、面会等の制限がある点や費用がかかる点がデメリットです。自宅安置は、施設利用料がかからない分、費用を抑えられますが、集合住宅の規約で自宅安置が禁止されている場合や、充分なスペースがない場合など、ご自宅の状況によっては利用できないケースもあります。

5. 葬儀会場の希望

最近は、葬儀社等の斎場を利用する葬儀がほとんどですが、自宅を会場とする「自宅葬」という選択肢もあります。自宅葬は住み慣れた我が家でアットホームな葬儀ができるという点がメリットです。

また斎場を利用する場合は、今住んでいる場所の近くを希望するのか、あるいは地元の斎場を希望するのか、地域の希望も確認しておくとよいでしょう。

6. 関係者の連絡先の確認

危篤時やご逝去に際して、関係者に連絡する必要がありますが、連絡先がわからないと必要な人に訃報が行き届かなくなってしまいます。

家族葬では、参列する人の範囲を身内に限定しますが、葬儀に参列いただかない人にも、葬儀後には訃報を知らせる必要があるため、事前に関係者の連絡先や、危篤の際に連絡してほしい人などを確認しておくと安心です。

7. 宗旨宗派、菩提寺の連絡先の確認

葬儀は、宗教儀式でもあり、その家の宗旨宗派に基づいて行われます。日本の葬儀の多くは仏教に基づく仏式の葬儀ですが、仏式の中にも禅宗、浄土真宗などさまざまな宗派があり、宗派によってお経の内容や祭壇の飾り方、作法が少しずつ異なるため事前に知っておくとスムーズです。

菩提寺の有無や宗旨宗派を確認し、菩提寺があれば、いざという時の連絡先も確認しておきましょう。

8. 葬儀内容についての希望

事前相談を活用すれば、生前にご自身の葬儀内容をご自身で決めることができます。家族葬の場合は規模が小さい分、式の内容などにも融通がきくことが多いため、まずは、ご本人に「こんな葬儀にしたい」という希望があるか確認してみましょう。

よくある希望としては、「祭壇は花祭壇で好きな花をたくさん飾ってほしい」「BGMに好きなアーティストの曲を流してほしい」などがあります。

9.お墓や納骨方法についての希望

最近は先祖代々のお墓に納骨する以外にも、納骨堂樹木葬海洋散骨など様々な選択肢があります。葬儀後の供養の仕方についても希望を聞いておきましょう。

10. そのほかの確認事項

上記以外に、以下も確認しておくと安心です。

・エンディングノートの有無と保管場所
・遺言の有無
・遺影に使いたい写真や大切にしているものの保管場所

確認する際のポイント

最後に、家族と葬儀や供養について確認する際に注意するポイントをお伝えします。

すべてを一度で決めなくてもよい

チェックリストにはたくさんの項目が並んでいますが、すべてを一度に確認しようとすると無理が出てきてしまうため、できる範囲で一つ一つじっくり確認することをおすすめします。

自然な会話の中で確認できるのがベスト

「最近、友だちの家で相続の手続きが大変だったらしくてね。うちはそういう準備、どうしてるの?」「元気なうちに準備しておくと安心だよね」など、自然な会話の中で確認できることがベストです。リラックスした雰囲気の方が、相手の本音や希望を引き出しやすくなるため、事務的な確認になってしまわないよう注意しましょう。

家族葬を行う場合は親族との話し合いも大切

最近は一般葬よりも家族葬を選ぶ人の方が多いといわれていますが、まだまだ「葬儀といえば一般葬」と考える人も一定数いらっしゃいます。そのため、家族葬を行う場合は、家族や親族ともよく話し合って決めることが大切です。

話し合いの際には、本人の意思を確認・共有した上で、葬儀にお呼びする人の範囲についても、本人の希望と家族や親族の意向を擦り合わせておきましょう。

葬儀社の事前相談を活用し、希望に沿った葬儀や供養を

家族葬を行う際に、事前に確認しておくべきポイントについてたくさんお伝えしてきましたが、すべてを一度に確認する必要はありません。自然な会話の中でできることから一つずつ確認していきましょう。

また、葬儀社の事前相談を活用することで、専門家を交えて話し合うことができるため、スムーズにことを進めやすくなります。

さがみ典礼では、豊富な知識や経験に裏付けされたスタッフが、お客様のご葬儀へのご不安や疑問に寄り添えるよう、24時間365日無料でご相談を承っております。ご相談は何度でも可能ですので、終活の一環として、ぜひご活用ください。

対面ではもちろん、お電話でもご相談いただけます。

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関東・東北エリアに230カ所の施設をご用意し、地域密着の葬儀を60年以上・年間47,000件以上お手伝いしている「さがみ典礼」では、豊富な地元での経験と実績に基づき、故人およびご遺族のご意向と地元の慣習の両方にそった形で、ご家族がお亡くりになられた直後から、お客様に寄り添い、ベストなお葬式のかたちを実現できるようお手伝いさせていただきます。

 

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