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2026/6/29作成
2026/6/23更新

真夏は、屋内・屋外にかかわらず熱中症対策が欠かせません。 大切な方を見送るためにお葬式に参列するとき、あるいは喪主・遺族としてご葬儀を取り仕切るとき、対策をしていないと思わぬ体調不良を引き起こすことがあります。特に近年の暑さは厳しさを増しており油断は禁物です。 そもそも葬儀で着る黒い喪服は熱を吸収しやすく、さらに緊張や慌ただしさが重なる状況下では、自分の体の不調に気づきにくいものです。 今回は、参列者・遺族の両方の立場から、「夏のお葬式で知っておきたい熱中症対策」と、「参列者への配慮のポイント」をご紹介します。
目 次
最初に、参列者やご遺族が、服装や持ち物などのちょっとした工夫でできる熱中症対策をご紹介します。
葬儀は格式を重んじる場であるため、夏でもマナーに沿った服装を心がける必要があります。とはいえ、夏場は熱中症などのリスクもあることから体調管理も重要です。
マナーを守って快適に参列するためにも、生地が薄く通気性のよい夏用喪服を1着準備しておくと、体への負担を大きく減らすことができます。
最近は、レンタル喪服などのサービスもあるので、夏用喪服を持っていないという方でも、手軽に必要な時だけ揃えることができます。
外からは見えないインナーで暑さ対策をするのもおすすめです。吸汗速乾性や接触冷感性のインナーを選ぶことで、体感温度を少しでも下げることができます。
最近は、冷感タイプの靴下やストッキングも市販されているので、足元から涼しくしたいという方はそちらもおすすめです。
式場に入ったら、ジャケット着用がマナーですが、式場に到着するまでの移動中はその限りではありません。
移動中は、ジャケットを脱いで手に持ち、会場に入る直前に着用するようにしましょう。式が始まるまでの段階で余計な汗をかかないことが、その後の体調管理につながります。
葬儀中でも、出棺時などで屋外に出ることがあります。短時間ではありますが体調が気になる場合は日傘を使っても問題ありません。また、体感温度を下げるために扇子を使うことも問題ありませんが、周りの人に風がいかないよう控えめに仰ぐようにしましょう。
日傘や扇子は、いずれも黒・紺・グレーの地味な色合いの無地のものが望ましいです。レースやフリルなど装飾のついているものや派手な色合いのものは避けるのがマナーです。
式場に入る前や控え室などで、冷感ミストや衣類用の冷感スプレーを使って体を冷やすことも熱中症対策に効果的です。ただし、葬儀の場では強い香りはマナー違反になるため、無香料タイプを選びましょう。
葬儀では「場の雰囲気を乱してはいけない」という心理が働き、水分補給を遠慮してしまう方が少なくありません。しかし、特に高齢の方は喉の渇きを感じにくいこともあり、気づかないうちに脱水が進んでしまうことがあります。
控室での待ち時間や移動の合間に、こまめに水やお茶を飲むように心がけましょう。なるべくカフェインの少ない麦茶や水がおすすめです。
ご遺族は、参列者をお迎えする立場です。自分たちの体調も意識しながら、参列者への配慮も心がける必要があります。
ここでは、ご遺族ができる配慮をご紹介します。
控室に、お茶や水、塩飴などを用意しておくと、参列者が自然に水分・塩分を補給できます。特に高齢の方が多い場合には、こうしたさりげない配慮が安心感につながります。
式の開始前などに、司会者から一言添えるだけで参列者の緊張が和らぎます。
たとえば、
「本日は暑い中お越しいただきありがとうございます。体調が優れない方は遠慮なくスタッフにお声がけください」
といったアナウンスをする場合があります。
また近年では、
「暑い時期ですので、水分補給や休憩を適宜お取りください」
「体調を優先し、必要に応じて上着をお脱ぎいただいて構いません」
など、熱中症対策を意識したアナウンスを行うケースも増えています。こうした声かけひとつで、参列者が無理をしにくくなります。
ご高齢の参列者には、個別に声をかけることも大切です。
「お席はこちらにどうぞ」
「何かあればいつでもお知らせください」
といった言葉が、安心して参列していただくことにつながります。特に体調が優れなさそうな様子が見られたら、早めに涼しい場所へご案内しましょう。
近年の厳しい暑さでは、どれだけ備えていても、体調を崩す方が出ることはあり得ます。そうした場合も、早めに気づいて適切に対応することが大切です。
まずは熱中症のサインを知り、万が一の時にどのような対応をすべきかについて知識を得ておきましょう。
次のような症状が出たら、熱中症のサインと考えてください。
・めまい・立ちくらみ
・大量の発汗、または急に汗が出なくなる
・吐き気・頭痛
・顔が赤く乾いている、または体が異常に熱い
ひとつでも当てはまる場合は、無理をせず早めに対処することが重要です。
体調が優れない方が出たら、まず涼しい場所(冷房の効いた控室など)に移動していただきます。水分と塩分を補給し、首や脇の下を冷やすと症状が和らぎます。
意識がはっきりしない、自力で水が飲めないといった場合はすぐに救急車を呼んでください。
葬儀の場で途中退室することは、マナーに反すると我慢してしまう人が多いです。しかし、ご自身の体調を第一に考えた行動が何より大切です。
少しでも体の異変を感じたら、周りにいる葬儀社のスタッフに声をかけてください。
緊急時のサポートも、式を支えるスタッフの大切な役割です。
真夏のお葬式は、故人を見送るだけでなく、参列者やご遺族自身の体調管理にも充分な配慮が必要です。
服装の工夫やこまめな水分補給でご自身の体調を管理しつつ、会場内のアナウンスや見守り体制の強化で、安心してお別れができる環境を整えておきましょう。
さがみ典礼では、夏の葬儀における暑さ対策についても、経験豊富なスタッフが丁寧にアドバイスさせていただきます。
「熱中症対策には、何を準備しておけばよいか」「高齢の参列者が多いが大丈夫か」など、気になることがあればどうぞお気軽にご相談ください。
関東・東北エリアに231カ所の施設をご用意し、地域密着の葬儀を60年以上・年間52,000件以上お手伝いしている「さがみ典礼」では、豊富な地元での経験と実績に基づき、故人およびご遺族のご意向と地元の慣習の両方にそった形で、ご家族がお亡くりになられた直後から、お客様に寄り添い、ベストなお葬式のかたちを実現できるようお手伝いさせていただきます。
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