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2026/9/30作成

故人がお亡くなりになってから満1年目の命日に行われる「一周忌」。 「一周忌は当日でないとダメ?」 「何を準備すればいい?」 「お布施や服装は?」 といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 今回は、一周忌法要の時期や場所、当日の流れ、準備の段取りなどを解説します。お布施や服装、参列時のマナーもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目 次
「一周忌(いっしゅうき)法要」とは、故人がお亡くなりになってから満1年目の命日に行う法要のことをいいます。
故人を偲び、冥福を祈るとともに、遺されたご家族や親族が集まって故人を供養する大切な節目でもあります。
一周忌を迎える頃は、一般的に喪が明ける時期にもあたるため、親族や故人と親しかった方などが集まり法要を営みます。ただし、参列者の範囲や規模は、ご遺族の意向や地域の習慣などによっても異なります。
一周忌法要は、祥月命日に行うのが正式ですが、必ずしも命日当日に行わなければいけないというわけではありません。
命日が平日に当たる場合などには、参列者の都合を考慮し、命日より前の土日や祝日に繰り上げて行われることも少なくありません。
一方、命日より後の日程にずらすことは、マナー違反とされているため注意が必要です。
一周忌法要をどこで行うかに明確な決まりはありません。自宅やお寺、斎場などのほか、参列者の人数に応じてホテルや料亭などを利用する場合もあります。
会場を選ぶ際は、参列者の人数や移動のしやすさ、法要後の会食の有無などを考慮し、無理のない場所を選ぶとよいでしょう。
次に、 一周忌法要当日の一般的な流れや所要時間の目安をお伝えします。
一般的に、 一周忌法要は次のような流れで進みます。
なお、法要後の会食(お斎)は、現代では省略される場合もあります。省略する場合は、事前にその旨を連絡しておきましょう。また、お持ち帰りのお弁当などを用意しておくと丁寧です。
【一周忌法要 当日の流れ】
・僧侶入場
・施主挨拶
・読経
・焼香
・法話
・僧侶退場
・施主挨拶
・(会食)
一周忌法要は、僧侶が入場し、施主による挨拶が行われて開式となります。
続いて僧侶の読経が始まり、僧侶の合図とともに参列者による焼香が行われます。焼香の順番は、施主をはじめとし、故人と関係性の深い順に行われることが一般的です。
すべての参列者が焼香を終え、僧侶の読経が終わると、僧侶による法話が行われます。
その後、僧侶が退場し閉式となります。閉式に際して施主が挨拶を行う場合もありますが、会食がある場合は、会食後に行うこともあります。
一周忌法要の所要時間ですが、法要のみの場合は1時間〜1時間半程度が目安となります。会食も含める場合は、3時間〜3時間半程度となることが一般的です。
ただし、法要の規模や参列者の人数、会食の有無などによって所要時間は変わります。会場を予約する際は、移動時間なども考慮して余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
次に、一周忌法要の準備に必要なことを、時系列でご紹介します。
法要の2〜3ヶ月前には、僧侶に相談し、日程や会場を決めておくと安心です。遅くとも2ヶ月前を目安に、余裕を持って準備を進めましょう。
日程を決める際は、ご遺族の都合だけでなく、親族など参列者の都合や僧侶の予定も考慮して決める必要があります。
また、法要を行う場所についても、この段階で決めておくとよいでしょう。
参列者の人数や会食の有無などを考慮して会場を決めたら、参列者に案内状をお送りします。案内状には、下記の内容を記載するとよいでしょう。
・日時
・会場
・会食の有無
・差出人の住所・氏名・連絡先
・返信の期日
会食の有無は、参列者が当日のスケジュールを立てるのに必要な情報でもあるため、必ず記載しましょう。
遅くとも1ヶ月前までには、会食を行う会場を押さえて、返礼品についても準備を進めておきましょう。
会食を行わない場合でも、参列者に持ち帰ってもらうお弁当を用意する場合があります。その場合は、このタイミングで手配しておくとよいでしょう。
返礼品は、焼き菓子や和菓子、お茶やコーヒー、石鹸といったように、食べたり使ったりしてなくなる「消え物」が選ばれています。
参列者が持ち帰ることを考慮し、軽くて持ち運びしやすく、日持ちするものを選ぶとよいでしょう。
また、返礼品の予算は、いただく香典の金額などを考慮して決めます。一般的には2,000円〜5,000円程度が一つの目安とされます。
返礼品ののし紙には、「志」や「粗供養」などの表書きを用いることが一般的です。
僧侶にお渡しするお布施も、余裕を持って2週間前くらいから用意しておけると安心です。
また、お布施以外にも、お寺以外で法要を行う場合は僧侶の交通費代わりとして「御車代」、僧侶が会食に参加されない、あるいは会食がない場合は、食事代わりとして「御膳料」も用意しておく必要があります。
詳しいお布施のマナーは、「一周忌のお布施はいくら?包み方と渡し方」の章を参考にしてください。
前日までに、当日の持ち物や、誰が何を担うかの役割分担を確認しておきましょう。施主挨拶の原稿なども準備しておくと安心です。

次に、一周忌でお包みするお布施や御車代、御膳料の金額の目安、包み方や渡し方のマナーについてお伝えします。
お布施の金額には、一律でいくらという決まりがあるわけではありません。お寺との関係性や地域性、宗旨・宗派、ご家庭での考え方などによってもさまざまです。
そのことを前提とした上で、目安となる金額は、下記の通りです。
お布施(読経や供養へのお礼):3万円〜5万円程度
御車代(寺院以外の場所で行う場合の交通費代わり):5千円〜1万円程度
御膳料(会食に参加されない場合の食事代代わり):5千円〜1万円程度
お布施は、白い封筒もしくは奉書紙に包んでお渡しするのがマナーです。封筒を用いる場合は、郵便番号を書く枠などが書かれていない白無地のものを選びましょう。
お札の顔の描かれている方を上側(取り出した時に顔が見える向き)にして入れます。表書きは「御布施」とし、その下に施主の氏名をフルネームで記載します。
御車代や御膳料を用意する場合も、同じ封筒にまとめず、それぞれ別々にお包みするのがマナーです。表書きは「御車代」「御膳料」とします。
また、裏面の左下には、住所と金額を縦書きで記載します。金額は、一般的に「金 伍萬圓也」というように、大字(旧字体)を用います。
お布施は僧侶への謝礼として渡すものであり、香典とは異なるため、香典袋のような水引は基本的に必要ありません。
法要会場でお布施を渡すタイミングは、法要前か法要後のいずれかがよいでしょう。
僧侶が到着されてご挨拶をする際に「本日はどうぞよろしくお願いします」とひとこと添えてお渡しするか、法要後に「本日はありがとうございました」と伝えてお渡しします。
お布施は袱紗に入れて持ち歩き、渡す際は、直接手渡しをするのではなく、袱紗に載せるか、切手盆などがあればその上に乗せてお渡しします。僧侶にとってお布施が正面になるよう向きを整えてお渡しすることが大切です。
一周忌では、施主・遺族はもちろん、親族や友人・知人などの参列者も、基本的に喪服を着用します。
本来、遺族は正喪服、参列者は準喪服を着用することで、立場に応じて服装の格式をわけるのが正式なマナーとされています。
ただし、現在では一周忌法要で正喪服を着用するケースは少なく、遺族も準喪服を着用することが一般的になりつつあります。そのため、遺族と参列者で服装の見た目が大きく異ならないケースも多いです。
一周忌の服装に迷った場合は、準喪服を基本として差し支えないでしょう。
ただし、ご案内の段階で「平服でお越しください」などと連絡がある場合は、準喪服ではなく、略喪服を着用します。
【準喪服】
男性
光沢のないブラックスーツ・白いシャツ・光沢のない黒いネクタイ・黒い靴下・黒い革靴(内羽根式のストレートチップ・プレーントゥ)
女性
光沢のない黒のアンサンブル/ワンピース/スーツ、光沢のない黒いパンプス、黒い薄手のストッキング
【略喪服】
男性
黒・ネイビー・ダークグレーなどのダークカラーのスーツに白いシャツ、黒い靴下、黒い革靴(金具のないもの)
女性
黒・ネイビー・ダークグレーなどのダークカラーのアンサンブルやワンピース・スーツ、光沢のない黒いパンプス、黒い薄手のストッキング
次に、一周忌を執り行う施主側の持ち物と、一般参列者の持ち物をそれぞれご紹介します。
施主は、以下のものを忘れずに持っていきましょう。
・遺影
・位牌
・供花や供物
・お布施・御車代・御膳料(袱紗に包む)
・数珠
・返礼品
遺影や位牌は、一周忌法要で使用するため、忘れずに準備しておきましょう。供花や供物は必須ではありませんが、祭壇に供えるものとして用意する場合があります。故人が好きだった花や、焼き菓子、果物などを選ぶとよいでしょう。
ただし、会場や寺院などで用意される場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
また、返礼品は、会場に直接送っていたり、お店や葬儀社に任せていたりする場合は、当日持参する必要はありません。
親族やご友人・知人などの一般参列者は、以下のものを用意しておきましょう。
・数珠
・香典
・供花や供物(必要に応じて)
香典は、袱紗に包んで持参します。供花や供物については、施主側が辞退している場合もあるため、持参する前に確認しておくとよいでしょう。
香典の金額は、故人との関係性や年齢、社会的立場などによっても異なります。
以下の金額を一つの目安として、いくらお包みするかを決めるとよいでしょう。
| あなたから見た故人 (亡くなった人) |
金額の目安 (会食なし) |
| 故人が親 | 3〜10万円程度 |
| 故人が兄弟姉妹 | 3〜5万円程度 |
| 故人が祖父母 | 1〜3万円程度 |
| 故人がその他の親族 | 1~2万円程度 |
| 故人が友人・知人 | 5千円〜1万円程度 |
なお、法要後に会食(お斎)が用意されている場合は、会食の費用も考慮して、会食がない場合よりも多めに包むことが一般的です。
上乗せする金額は一律ではありませんが、5千円〜1万円程度を目安に、会食の内容などを考慮して決めるとよいでしょう。
故人がお亡くなりになってから満1年を迎える一周忌は、ご家族やご親族が集まり、故人を偲び、供養する大切な節目です。
日程や会場、僧侶の手配をはじめ、案内状や返礼品、お布施など、事前に準備しておくことはいくつかあります。余裕を持って準備を進め、当日の流れや服装、持ち物なども確認しておくと、落ち着いて一周忌を迎えられるでしょう。
一周忌の準備や法要についてわからないことがある場合は、寺院や葬儀社などに相談しながら進めることも大切です。
関東・東北エリアに231カ所の施設をご用意し、地域密着の葬儀を60年以上・年間52,000件以上お手伝いしている「さがみ典礼」では、豊富な地元での経験と実績に基づき、故人およびご遺族のご意向と地元の慣習の両方にそった形で、ご家族がお亡くりになられた直後から、お客様に寄り添い、ベストなお葬式のかたちを実現できるようお手伝いさせていただきます。
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