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2026/11/4作成

最近は、葬儀を行う際、身内や親しい方のみで行う家族葬を選択することもめずらしくなくなりました。しかし家族葬では、ご遺族の意向によって、参列や香典等のマナーが異なる場合があります。 そのため、「葬儀を家族葬にて執り行います」という連絡を受けたとき、 「参列してもいい?」 「香典や供物を送ってもいい?」 などと迷われる方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、家族葬と伝えられたときの対応や、参列・香典・弔電のマナーについて解説します。
目 次
「葬儀は、家族葬にて執り行います」という連絡を受けたとき、まず、ほかにどのような文言が記載されているかを確認しましょう。
その内容によって、参列してよいか、香典や供物を送ってもよいか、といった対応が異なります。
案内状に、
「弔問・香典等のご厚志は固く辞退させていただきます」
「参列はご遠慮ください」
など、参列や香典を辞退する意向が書かれていないかを確認しましょう。
そのような文言が記載されている場合は、ご遺族の意向を尊重し、参列や香典を控えるのがマナーです。
このとき、参列・香典・供花・供物・弔電など、何を辞退されているのかを確認し、その意向に従うことが大切です。
家族葬では、参列いただかない方には、葬儀後に訃報をお送りするケースも少なくありません。
そのため、葬儀の日時・会場などのご案内、出欠の返信の依頼などが記載されている場合は、ご遺族があなたの参列を希望している可能性が高いです。
その場合は、案内の内容に従って、なるべく早めに出欠の連絡をしましょう。
一方、葬儀の日時や会場が記載されているだけで、参列してよいか判断できない場合は、無断で会場に出向くのではなく、事前にご遺族の意向を確認しておくと安心です。
家族葬は、参列者の範囲に明確な決まりがあるわけではなく、ご遺族の意向によって誰に参列いただくかが決まります。
そのため、
「親族だから参列する」
「友人だから参列できない」
というわけではありません。
家族葬でも、親族は呼ばずに同居のご家族のみで行うケースや、「〇〇さんには参列してほしい」という故人の意向で親しいご友人に参列していただくケースなどもあります。
そのため、ご連絡いただいた際に、ご遺族の意向をしっかり読み取ることが大切になります。
ここでは、家族葬に参列する場合と、参列しない場合の「香典マナー」について解説します。

ただし、いずれの場合も、香典辞退のご連絡がある場合は、そのご意向に従い香典を持参しないのがマナーです。
ご遺族から香典辞退のご案内がなければ、香典を持参するのがマナーです。
【香典金額の相場】
家族葬の香典の金額は、一般葬の場合と同様に、故人との関係性やその方の年齢・社会的立場によっても異なります。
以下は、故人との関係性別にみた、一般的な香典金額の目安です。
| あなたから見た故人 (亡くなった人) |
金額の目安 |
| 両親 | 5万円〜10万円 |
| 兄弟姉妹 | 3万円〜5万円 |
| 友人・知人・近所の人・会社関係者 | 5,000円〜1万円 |
| その他の親族 | 5,000円〜3万円 |
また、家族葬の場合は限られた人数になることが多いため、お包みする金額は多めになる傾向にあります。
【香典の包み方】
家族葬だからといって香典の包み方に特別な違いはありません。一般葬と同様に、金額に応じた不祝儀袋、宗旨宗派に応じた表書きを選びましょう。
| 金額別 不淑儀袋と水引の選び方 | |
| 金額 | 不祝儀袋と水引の種類 |
| 〜5,000円 | 黒白の印刷されたもので、外袋に直接お金を入れるタイプ |
| 1万〜3万円 | 黒白の実際の水引がついた、中袋ありのタイプ |
| 3万〜5万 | 黒白または双眼の水引がついた、上質な質感のもの |
| 5万〜10万円 | 双眼の水引がついた、高級和紙などが使われた大判のもの |
| 宗旨宗派別 表書きの書き方 | |
| 宗旨・宗派 | 表書き |
| 仏教(浄土真宗以外) | 御霊前 |
| 浄土真宗 | 御佛前 |
| 神道 | 御玉串料・御霊前 |
| キリスト教 | 御花料 |
香典袋に入れる際のお札は古いお札を用います。封筒への入れ方は、顔が描かれている面を裏にし、尚且つ顔の面が封筒の底側になるように入れるのがマナーです。
新札をわざわざ用意することは、死を予想して準備していたと思われてしまうため避けた方がよいでしょう。
家族葬に参列できず、香典で弔意を表したい場合は、「郵送」もしくは、「後日弔問の際に直接手渡す」という2つの方法があります。
【郵送の場合】
葬儀に間に合うように郵送する場合は、葬儀会場宛に送りましょう。その際は、事前に会場に送ってもよいかを確認の上、葬儀当日に届くよう手配します。
葬儀後に郵送する場合は、葬儀後1週間以内、遅くと四十九日までにはご自宅に届くよう手配しましょう。
郵送の場合は、必ず現金書留で送ります。現金書留に直接入れるのではなく、不祝儀袋に包んでから入れるのがマナーです。
また、現金だけでなく、お悔やみの手紙を添えて送るようにしましょう。
【後日弔問時に持参する場合】
葬儀後、ご自宅に弔問に伺う機会があれば、その際に持参します。弔問に伺う際は、事前に「伺ってもよいか」と「都合のよい日時はいつか」をご遺族に確認の上伺いましょう。
弔電辞退の意向がなければ、家族葬に弔電を送っても問題ありません。
弔電は、葬儀の際に読み上げられるため、原則としてお通夜が始まる前までには届いている必要があります。遅くとも葬儀・告別式の開式前には着くよう手配しましょう。
なお弔電は、インターネットや電話(局番なしの「115」)などで、簡単に申し込むことができます。葬儀会場の名称、住所、配達希望日時と希望するメッセージ内容を事前に用意した上で申し込みましょう。
葬儀に参列したり、香典・弔電を送ったりする以外にも、弔意を伝える方法があります。
ここでは、供花・供物の手配や葬儀後の弔問、手紙や電話でお悔やみを伝える方法をご紹介します。
ご遺族が供花・供物を辞退していなければ、葬儀会場やご自宅に供花や供物をお送りすることで弔意を伝えることができます。香典は辞退していても、供花・供物は受け付けているケースがあります。
ただし、供花・供物も辞退している場合や、葬儀会場の都合で受け付けていないこともあるため、手配する前にお送りしてもよいかは確認しましょう。葬儀会場にお送りする場合は、葬儀社に手配方法を確認しておくと安心です。
家族葬に参列できなくても、葬儀後にご自宅へ弔問に訪れて、故人の位牌や遺影に手を合わせてることはできる場合があります。ただし、ご遺族が弔問を辞退されている場合は、控えるのがマナーです。
辞退の意向が示されていない場合も、突然訪問するのは避け、事前にご遺族へ連絡して、「弔問してもよいか」「都合のよい日時はいつか」を確認します。
なお、弔問の際は、喪服ではなく平服で伺うのが一般的なマナーです。
平服とは普段着のことではなく、落ち着いた色合いの清潔感のある服装を指します。
男性は黒・紺・グレーなどのスーツ、女性は同様の色合いのワンピースやアンサンブル、スーツなどを選ぶとよいでしょう。
ご遺族が、供花・供物やご自宅への弔問も辞退されている場合は、手紙や電話で弔意を伝える方法もあります。
ただし、ご遺族は葬儀の準備や各種手続きなどで忙しく、精神的にも負担が大きい時期です。相手の状況を考え、負担にならない方法で気持ちを伝えましょう。
【手紙で弔意を伝える場合の例文】
この度は 〇〇様のご逝去の報に接し 心よりお悔やみ申し上げます
生前のお姿を偲び 深い悲しみと共にありし日のことを思い返しております
生前にいただいたご厚情に 深く感謝申し上げます
ご家族の皆様におかれましては どうぞご無理なさらず お身体を大切になさってください
略儀ながら 書中をもちまして哀悼の意を表します
令和〇年〇月〇日
差出人の氏名〇〇〇〇〇
【電話で弔意を伝える場合の例文】
突然のお電話失礼します。今、少しだけお話ししても大丈夫でしょうか?
〇〇さんの訃報を知り、本当に驚いております。
このたびは心よりお悔やみ申し上げます。
大変なときに申し訳ありません。お悔やみの気持ちだけでもお伝えしたくてお電話しました。
何か私に手伝えることがあれば、いつでも遠慮なく言ってください。
どうかご無理をなさらず、お身体を大切になさってください。
それでは失礼します。
最後に「葬儀は、家族葬で執り行います」と伝えられた時の対応として、よくある質問とその答えをご紹介します。
A:「葬儀は、家族葬で執り行います」と伝えられただけでは、葬儀に参列すべきか、控えるべきかという判断ができない場合が多いです。
訃報連絡に「弔問を辞退させていただきます」「参列はご遠慮ください」などの文言が含まれている場合は、ご遺族の意向を尊重し、参列を控えましょう。
一方、葬儀の日時や会場の案内に加え、出欠の返信を求める文言が記載されている場合は、参列を案内されていると考えられます。案内の内容に従ってお返事をしましょう。
参列してよいか判断に迷う場合は、自己判断で決めず、ご遺族の意向を確認すると安心です。
A:家族葬は、身内や親しいご友人など、故人と近しかった方が集まってアットホームに行われる葬儀といえます。しかし、参列者の範囲はご遺族の意向によって異なります。
たとえ故人と親しい間柄だったからといって、それだけで家族葬に参列してよいということにはなりません。
ご遺族から参列の案内を受けた場合は、その内容に従って対応しましょう。また、もし参列してよいか判断に迷う場合は、無断で会場に出向かず、事前にご遺族の意向を確認することが大切です。
A:ご遺族から参列を案内されていない場合や、参列を辞退する意向が示されている場合は、参列しなくても失礼にはあたりません。むしろ、ご遺族が参列者を限定している場合は、その意向を尊重することが大切です。
一方、ご遺族から参列の案内を受けている場合は、都合のつく限り参列しましょう。ただし、体調不良や仕事など、やむを得ない事情で参列できないこともあると思います。その場合は、できるだけ早めに欠席の旨を伝えます。
参列できない場合に、香典や供花・供物、弔電などで弔意を伝える方法もありますが、その場合も、ご遺族がそれぞれの受け取りを辞退していないか、事前に確認しましょう。
A:家族葬の場合、葬儀後に事後報告という形で訃報連絡を受けることも少なくありません。その場合、連絡を受けた手紙・メール・電話などの形式に応じて、速やかにお悔やみの言葉をお伝えしましょう。
お悔やみを伝える際は、故人の冥福を祈る言葉と、ご遺族への気遣いの言葉を簡潔に伝えることが大切です。その上で「返信は不要です」という言葉を添えると、ご遺族に負担をかけることなく弔意を伝えることができます。
なお、葬儀後に香典や供花・供物を贈ったり、ご自宅へ弔問に伺ったりする場合は、ご遺族の意向を確認してから対応しましょう。
家族葬では、参列できる人の範囲や香典・供花・供物・弔電などの受け取り方が、ご遺族の意向によって異なります。
訃報の連絡を受けた際は、参列や香典などを辞退する旨が記載されていないか、案内の内容をよく確認しましょう。
お悔やみの気持ちを伝えたい場合は、ご遺族が何を辞退されているのかを確認した上で、意向に沿った方法を選ぶことが大切です。
ご遺族の気持ちや状況に配慮しながら、無理のない形で弔意を伝えましょう。
関東・東北エリアに231カ所の施設をご用意し、地域密着の葬儀を60年以上・年間52,000件以上お手伝いしている「さがみ典礼」では、豊富な地元での経験と実績に基づき、故人およびご遺族のご意向と地元の慣習の両方にそった形で、ご家族がお亡くりになられた直後から、お客様に寄り添い、ベストなお葬式のかたちを実現できるようお手伝いさせていただきます。
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