葬儀の知識

一日葬とはどんなお葬式?費用や流れ、注意点を解説します。

2025/7/11作成

2025/7/11更新

一日葬とは、その名の通り一日で行う葬儀です。  お葬式といえば、一日目にお通夜を行い、2日目に葬儀・告別式・火葬を行うことが一般的ですが、お通夜を省略し、葬儀・告別式・火葬のみで弔う葬儀を一日葬といいます。一日葬は、ご遺族や参列者の負担軽減や葬儀費用の削減につながるなどのメリットがありますが、比較的新しい葬儀形式のため、どのような葬儀なのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。    そこで今回は、一日葬の「流れ」や「費用」について解説します。一日葬のメリットや、事前に知っておきたい注意点などもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

目 次

一日葬とは? 

お通夜を省略し、1日で葬儀・告別式、火葬を執り行う葬儀のことを一日葬といいます。

株式会社鎌倉新書の「お葬式に関する全国調査」によると、2020年には全体の5.2%だった一日葬の割合が、22年には6.9%、24年には10.2%にまで増加していることがわかっています。このように、一日葬は、家族葬など小規模なお葬式の需要の高まりと相まって、近年需要を伸ばしている葬儀形式の一つです。

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一日葬の流れ 

次に一日葬を行う場合の、ご逝去から火葬までの流れにをご紹介します。

実は、一日葬だからといって他の葬儀と大きく流れが異なるということはありません。お通夜を省略していること以外は、家族葬や一般葬と同じ流れで進みます。


【一日葬の流れ】
1.ご逝去
2.医師から死亡診断書を受け取る
3.葬儀社に依頼
4.ご遺体の搬送・安置
5.葬儀社との打ち合わせ
6.関係者に葬儀日程の連絡をする
7.納棺
8.葬儀・告別式
9.出棺
9.火葬

ご逝去〜葬儀社に依頼

医師から死亡診断書を受け取ったら、まず最初にすることは葬儀社への連絡です。

ご遺体の搬送・安置〜納棺

葬儀社に連絡後、通常約30分〜1時間ほどで葬儀社が到着します。到着したらご遺体を所定の場所へ搬送・安置します。その後、葬儀社と葬儀の打ち合わせを行い、葬儀内容や日程、斎場などの詳細を決めたら、関係者に葬儀の連絡をします。

納棺〜火葬

故人を棺に納める納棺は、葬儀当日の午前中または前日に行われます。
葬儀・告別式を行なったら、火葬場へ移動し火葬が執り行われます。

火葬場ではお骨を骨壷に収める収骨を行います。一般的な葬儀では、収骨後、精進落としという会食の席が設けられますが、一日葬の場合は、会食を省略するケースも少なくありません。省略する場合は、返礼品に加えてお弁当をお渡しすることが一般的です。また、参列者に会食を行わない旨を事前に伝えておくことも忘れないようにしましょう。

一日葬のメリット 

次に、一日葬のメリットについてお伝えします。

葬儀前に、故人とゆっくりお別れの時間が持てる

一般葬や家族葬などの場合、葬儀前夜はお通夜のため弔問客対応に追われ、故人とゆっくり過ごすことができないことも多いですが、一日葬はお通夜を行わない分、葬儀前夜にご家族が故人とゆっくり過ごす時間を確保しやすい傾向にあります。

ご遺族の負担が軽減できる

ご遺族にご高齢の方やお体に不安を抱えている方がいる場合、2日間の葬儀は体力的に負担が大きくなってしまいます。しかし、一日葬は日数が少ない分、ご遺族の体力的・精神的負担も軽減されるでしょう。

参列者の負担が軽減できる

遠方から参列する方がいる場合、一日葬なら日帰りでの参列が可能になり、宿泊費を削減できる場合があります。

一日葬を行う前に知っておきたい注意点(デメリット) 

次に、一日葬を行う前に知っておきたい注意点(デメリット)をお伝えします。

親族からの反対にあう可能性がある

一日葬は比較的新しい葬儀形式のため、伝統や宗教を重んじる方の中には、抵抗を感じる方がいるかもしれません。一日葬を行う場合は、家族や親族にも相談し合意を得た上で行うようにしましょう

その際は、「負担軽減のため」「故人の遺志で」など、一日葬にする理由を丁寧に説明すると伝わりやすいです。

宗教儀式を省略するため、菩提寺に確認が必要

お通夜は、親しい方々が故人との別れを惜しむ儀式であると同時に、宗教的には、故人が極楽浄土へ無事旅立てるよう祈るための儀式でもあります。一日葬は、そのお通夜を省略することになるため、先祖代々お付き合いをしている寺院(菩提寺)がある場合は、事前に相談しておきましょう

もし、相談なしに一日葬を行ってしまった場合、菩提寺との関係性が悪化してしまうだけでなく、先祖代々の墓に納骨できなくなってしまう可能性も考えられます。また、宗教儀式を省略することをよく思わない寺院もあるため、寺院によっては、一日葬が行えない可能性があることも念頭に置いておきましょう

葬儀後の弔問客対応が増える可能性がある

一日葬は参列日の選択肢が1日しかないため、どうしても都合が合わず参列できない人が、通常の葬儀に比べて多くなる傾向にあります。そのため、葬儀当日にお別れができなかった方が、葬儀後、ご自宅に弔問に訪れる頻度も高くなる傾向にあります。

思ったよりも費用が安くない可能性がある

一日葬は、通常2日間でおこなう葬儀を1日に短縮しているため、金額は半額程度に下がると思ってしまうかもしれませんが、祭壇や棺、火葬料のような基本的な料金は、一日葬だろうと家族葬だろうと同じだけ必要になるため、そこまで大幅に費用が変わることはありません。

葬儀費用の内訳などは費用相場の章で詳しくお伝えしますが、家族葬に比べて2〜3割程度安くなる可能性があると思っておきましょう。

一日葬の費用 

一日葬と家族葬の葬儀費用の総額(平均)を比べた場合、家族葬が105.7万円、一日葬が87.5万円という結果(※)が出ています。ちなみに、この金額は葬儀社などに支払う基本料金、飲食費、返礼品費を合算したもので、宗教者へのお布施の金額は含まれていません

(※)出典:鎌倉新書 「お葬式に関する全国調査(2024年)」
【一日葬にかかる費用の内訳】
1. 葬儀社に支払う費用(基本料金)
斎場利用料、火葬料、祭壇、棺、遺影、ご遺体の搬送費など、葬儀にかかる基本的な料金のことをいいます。
2. 飲食費
一般的な葬儀では、火葬後に精進落としという会食の席を設けますが、一般葬ではご遺族の意向で省略することも多いです。飲食費は参列者の人数によって変動します。
3. 返礼品費
参列者からいただいたお香典に対する返礼品や、当日参列のお礼にお渡しする会葬御礼のお品物などにかかる費用です。こちらも参列者の人数によって変動します。
4. 宗教者に支払う費用(お布施・御膳料・お車代)
読経や戒名を授けていただいたお礼にお渡しするお布施や、宗教者が会食に参加しない場合にお渡しする御膳料、宗教者の交通費代わりのお車代などが必要になります。

一日葬は周囲の理解も必要。注意点を考慮し後悔のないご葬儀を(まとめ) 

一日葬はお通夜を省略することで、一日で葬儀・告別式・火葬を行うことができる葬儀です。遺族や参列者の負担を軽減できるなどのメリットも多いですが、後々のトラブルを避けるためにも、菩提寺やご家族、ご親族とよく話し合って進めることが大切です。

一日葬の費用や内容などでわからないことがあれば、葬儀社の事前相談を活用することがおすすめです。さがみ典礼では、24時間365日、いつでも無料の事前相談を承っています。事前相談で、葬儀費用が最大10.5万円引になる割引制度もございますので、まずは、ご相談だけでもお気軽にご利用ください。

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