葬儀の知識

仏壇はいつ購入する?葬儀後・法要前に準備しておきたいこと

2025/9/17作成

2025/9/19更新

無事に葬儀を終え、これから法要の準備をされるという方の中には、仏壇の購入を検討している方もいらっしゃると思います。仏壇をいつ買うかについて、決まったルールはありませんが、四十九日法要に合わせて購入するという方が多いです。 そこで今回は、「仏壇を購入するベストなタイミング」と、「四十九日法要に仏壇を間に合わせる場合にはどのような準備が必要か」について解説します。 これから仏壇の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目 次

仏壇購入に最適なタイミングとは?

仏壇を購入するのに、いつ購入しなければいけないという絶対的な決まりはありませんが、法要や供養のタイミングに合わせて購入することが、最も自然な流れだといえます。

具体的には、葬儀後、忌明けを迎えた節目にあたる「四十九日法要」や、四十九日法要以後初めて迎えるお盆である「初盆」、また、故人が亡くなってからちょうど1年後の命日にあたる「一周忌」などのタイミングに合わせて仏壇を購入する方が多くなっています。

なかでも、故人のあの世での行き先が決まり、ご遺族が忌明けを迎える大切なタイミングである「四十九日法要」までに仏壇を準備しておくことは、開眼供養を済ませた本位牌を正式な形で仏壇に安置することができるという意味でも、ベストなタイミングといえるでしょう。

四十九日法要までに仏壇を購入する場合のスケジュール例

ここでは、四十九日法要までに仏壇を購入する場合の流れを解説します。

葬儀後〜1週間

葬儀後1週間以内の間に、仏壇を安置する場所をどこにするか考えたり、購入する仏壇のサイズや予算を検討したりしておきましょう。

一般的に仏壇は、仏間や床の間があればそこに安置するのがベストですが、湿気が少なく直射日光の当たらない場所であれば、リビングなどに安置しても問題ありません。家族が集まりやすいリビングは、故人を偲びやすい場所でもあるためおすすめです。

設置場所が決まったら、設置スペースのサイズを測っておきましょう。

ちなみに、四十九日法要の日程は、葬儀当日もしくは葬儀後3日以内には僧侶のご都合をお聞きし決定しておくことをおすすめします。その際に、仏壇を新しく購入することを伝え、開眼供養のお願いもしておくとスムーズです。

2〜3週間後

実際に仏壇店を巡ったり、インターネットで検索したりして仏壇の目星をつけておきましょう。必要に応じて、仏壇に飾る仏具なども購入しておくとよいでしょう。

また、本位牌もこのタイミングで仏具店に依頼しておくとスムーズです。なお、本位牌の製作には2〜3週間かかることも多いため、早めに依頼しておくことをおすすめします。

ちなみに、浄土真宗では位牌ではなく法名軸という掛け軸のようなものを用います。法名軸は菩提寺が用意してくれる場合と、ご自身で用意する場合がありますが、ご自身で用意する場合は仏具店やインターネットでも購入することができます。


【本位牌とは】
本位牌とは、戒名が記してある木製の牌のことで、故人の魂が宿る依代となります。葬儀では白木の仮位牌が用いられますが、忌明けのタイミングに合わせて本位牌を準備し、四十九日法要で魂を吹き込む開眼供養を行なってもらうことが一般的です。

故人の魂が吹き込まれた位牌は、以後数十年にわたって仏壇に安置され、故人を供養するための大切な役割を果たします。


3〜4週間後

この頃までには、仏壇を正式に購入しておきましょう。標準的なサイズの仏壇であれば2〜3日で納品されることが多いですが、大きめの仏壇や特注のもの、繁忙期の注文の場合などには、納品までに1〜2週間かかることもあるので、四十九日法要に間に合わせるためには、購入する仏壇が決まり次第、早めの注文がおすすめです。

四十九日の1週間前まで

四十九日法要の1週間前までには、自宅に本位牌と仏壇を搬入できるスケジュールが望ましいです。

四十九日法要当日

四十九日法要当日には、故人の追善供養とともに、位牌や仏壇の開眼供養も行われます。開眼を終えた位牌は仏壇に正式に安置され、これから先、ご先祖とともに長きにわたり供養の対象となっていきます。

四十九日法要までに仏壇を購入するメリット

四十九日法要までに仏壇を準備しておくことで、以下のようなメリットが得られます。

四十九日法要で故人を正式に祀ることができる

四十九日法要は、仮位牌から本位牌に代わる大切なタイミングです。そのタイミングで法要後に位牌と御本尊を祀る場所である仏壇を用意しておくことは、故人の魂を極楽浄土へ導くための供養の準備を正式に整えることにもつながります。

供養に関する手続きが一度で済む

四十九日法要に合わせて開眼供養を行うことができるので、供養に関する手続きが一度で完結し、ご遺族の負担を軽減することにもつながります。

ご遺族が節目に向けて心の準備を整えられる

四十九日法要は、故人があの世に旅立つ節目でもあります。その四十九日に合わせて仏壇を用意しておくことで、きちんと故人を供養する準備が整えてあげられたという安心感が得られ、気持ちの整理がつきやすくなります。

仏壇購入時期に関する注意点

仏壇を購入する時期については、以下の注意点に気をつけましょう。

菩提寺の方針を確認する

菩提寺によっては「仏壇の開眼供養は必ず法要に合わせた方がよい」という考えを持っている場合もあります。そのため、仏壇の購入時期を決める際には、事前に菩提寺の意向を確認し、それに合わせたスケジュールを組むことが大切です。

納期を確認し、早めに依頼する

仏壇や位牌は購入したらその場で持ち帰れるというわけではありません。それぞれ納期があり、仏壇の大きさや購入時期、カスタマイズの有無などによっても納期が変わります。

四十九日法要までに納品できるようにしたい場合には、納期を事前に確認することと、早め早めに依頼をしておくことが大切です。

必ずしも四十九日法要までに購入する必要はない

仏壇は先祖代々受け継いでいくものであり、高価な買い物でもあります。四十九日法要に間に合わせることで得られるメリットもありますが、スケジュール重視で進めて納得のいかない仏壇を購入するよりは、時間を長くとってでも納得のいく仏壇を購入する方がよい場合もあります。

四十九日法要に間に合わない場合は、一周忌や初盆、三周忌などのタイミングで購入することも検討してみましょう。

仏壇の購入は法要に合わせるのがベター(まとめ)

仏壇をはじめて購入する場合、購入時期や購入方法について迷われる方も多いと思いますが、一般的には、四十九日法要に合わせて購入するケースが多くなっています。

そうすることで、正式に故人を供養する準備を整えることができ、ご遺族の気持ちの整理もつきやすくなるでしょう。ただし、絶対に四十九日法要に間に合わせなければいけないというわけではないため、後悔のないよう、よく吟味して購入することも大切です。

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