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2025/11/22作成
2025/11/29更新

亡くなった方のお姿を、生前の安らかな状態に近づけるために行うケアをエンバーミングといいます。飛行機でご遺体の搬送が必要な場合には、エンバーミングが施されることがほとんどですが、それ以外にも、「穏やかなお姿で送り出してあげたい」「お別れの時間をゆっくりとりたい」など、ご家族の希望でエンバーミングが選ばれています。 土葬が中心のキリスト教圏では比較的一般的なエンバーミングですが、日本ではまだ、なじみのない人も多いと思います。 そこで今回は 「エンバーミングってどんな技術なの?」 「エンバーミングは本当に必要?」 とお悩みの方に向けて、どのようなケアが行われるのか、エンバーミングの流れをメリット・デメリットをふまえてお伝えします。
目 次
エンバーミングとは、主にご遺体の腐敗を防ぎ、衛生的に保ちながら、生前の穏やかな姿に近づけるために行う「遺体衛生保全技術」です。 専門の技術者(エンバーマー)が、医学的知見に基づいた衛生処置と整容を行い、ご遺体を安らかな姿に整えます。
そのため、たとえば長い闘病や事故などで生前のお姿とかけ離れてしまったご遺体も、エンバーミングを施すことで、まるで眠っているような穏やかな表情に近づけることができるのです。
このように、故人の尊厳を守り、ご家族にとっても「安心してお別れの時間を過ごすためのサポートとなる医療的な知識と衛生技術に基づく葬送ケアをエンバーミングといいます。
エンバーミングは、主に以下のようなケースで行われることが多いです。
近年、都市部を中心に火葬場が埋まっていてすぐに予約できない「火葬待ち」という現象が深刻化しています。場合によっては、葬儀までに2週間かかってしまうケースなども見受けられ、ご遺族のご都合に限らず、ご遺体の長期安置が必要になってしまう場合があります。
ご遺体は、時間とともに腐敗、乾燥が進み、数日〜1週間以上で皮膚の緑褐色化や水泡の形成など、見た目の変化が進んでしまうことが多いです。 腐敗はある程度ドライアイスで防ぐこともできますが、ドライアイスは腐敗や臭気の原因となる細菌の活動を「一時的に」抑えるためのもので完全に防ぐことはできません。
そのような場合に、エンバーミングを行うことで、腐敗・変色・臭気の発生を防ぎ、安らかな表情を長く保つことができます。
大切なご家族とのお別れには、時間を要する場合もあります。ご遺族の心の準備が整うまで、ご自宅等で安置されたいというご希望がある場合にも、エンバーミングを用いることがあります。
海外でお亡くなりになられた場合など、飛行機でご遺体を搬送する場合は、エンバーミングが必要になることがほとんどです。飛行機では安全上の理由からドライアイスの使用が禁止されているため、国際的な衛生基準を満たすためにエンバーミングが必要となります。
長年の闘病でやつれてしまったご遺体や、事故などによって損傷が激しいご遺体のように生前のお姿とかけ離れてしまっている場合などにも、エンバーミングが用いられることが多いです。エンバーミングを用いることで、顔や体の変形や腫れを緩和したり、傷跡を目立ちにくくしたり、皮膚や表情を整えて、生前のお姿に近づけることができます。
新型コロナウィルスなどの感染症が原因でお亡くなりになられた場合、体内に残っている病原体の拡散を防止する目的でエンバーミングが行われることがあります。病原体は亡くなった後も体内に残り続けるため、適切な消毒処置を行わなければ、感染が広まる原因になってしまうためです。
ただし感染症で亡くなった場合は、必ずエンバーミングを行わなければいけないということではありません。むしろ感染症の種類によっては法的にエンバーミングが禁止されているケースなどもあります。もし希望する場合は、葬儀社に相談してみましょう。
次に、エンバーミングの処置内容や流れを紹介します。
ちなみに処置が行われるのは、全国各地にあるエンバーミング専用の施設です。そのため、必要書類を提出し、安置場所から施設までご遺体を搬送した後に、以下のような処置が施されます。
最初に、ご遺体の衣服を取り除き、全身を消毒液で丁寧に拭きとります。消毒だけでなく、洗顔や洗髪も施し、開いた目を閉じるなど表情も整えていきます。
続いて、ご遺体の腐敗を遅らせ、衛生的に保つために、体内の血液を専用の防腐液に置き換える処置を行います。具体的には、ご遺体の一部を1cm~15cmほど切開し、そこから血液や体液、老廃物を排出すると同時に、動脈から全身にエンバーミング保全液を注入します。
この処置を施すことで、数日〜数週間の安置が可能になります。ただし、どの程度の期間安全かつ衛生的に安置が可能になるかは、ご遺体の状況によっても異なります。
肌や顔、手足などの皮膚が乾燥して硬くならないように保湿処置を行います。保湿クリームや専用の液剤を使い、自然で穏やかな表情を保ちやすくします。
最後は、ご家族が安心してお別れができるよう、外見を整えます。具体的には、傷や腫れを調整したり、目の閉じ方や唇の閉じ方を整えたり、必要に応じてメイクを施したりもします。
これらの処置を終えた後、最終的に搬送や安置に耐えられる状況かどうかを確認したら、指定の安置場所まで搬送されます。ちなみに、ご遺体の状況によっても異なりますが、エンバーミングに要する時間は3~4時間程度といわれています。
エンバーミングにはメリットもありますが、注意点もあります。事前に知っておくことでエンバーミング処置を施すべきかの判断基準にもなるので、ぜひ参考にしてください。
まずは、メリットからお伝えします。
・安らかなお姿でお見送りができる
エンバーミングは、可能な限り元気な頃のお姿に近づけるための処置です。
ご家族は、最期に元気だった頃の面影を残した故人と対面することができ、安らかな思い出として記憶に残すことができます。
・感染リスクを減らすことができる
エンバーミングでは消毒処置も行われるため、インフルエンザや肺炎、新型コロナウィルスなどといった感染症が原因でお亡くなりになられた場合でも、ご家族が安心して面会やお別れができるようになります。
・長期間の安置が可能になる
エンバーミングによって防腐処置が施されているため、長期間の安置が可能になります。「火葬場の予約がなかなか取れない」「できればもう少しそばにいたい」などの理由から、安置期間を長く取られる場合にも安心です。
・ご遺体を冷却する必要がない
通常のご遺体は、ドライアイスを用いたり、専用の保冷室で管理したりすることで、冷却状態を保って安置されますが、エンバーミングで防腐処置が施されたご遺体はその必要がありません。
続いて、注意点もお伝えします。
・費用がかかる
エンバーミングには費用がかかります。ご遺体の状況によっても異なるため、一概には言えませんが、約15万円~25万円が基本料金の相場といわれています。
・法的義務はない
エンバーミングは「遺体衛生保全技術」であり、葬送サービスの一環として行われるものです。医療行為ではないため、亡くなった方やご家族が希望すれば、医師の指示がなくても行うことができますが、反対に絶対にエンバーミングをしなければいけないという法的義務はないことを念頭に置いておきましょう。
ただし飛行機での海外輸送が必要な場合は、航空会社の規則と公衆衛生上の観点から、航空会社や国の検疫・公衆衛生当局がエンバーミングを要求しているため、必須の処置となっていることがほとんどです。
・処置に抵抗を感じる人もいる
エンバーミングはご遺体の一部を切開し、血液や体液を取り除いて保全液を注入する処置になるため「ご遺体に手を加えること」に抵抗感を抱く方もいると思います。また、宗教や地域の慣習などから抵抗を感じる人もいるでしょう。
エンバーミングは家族の希望に沿って行われるものなので、無理に行う必要はないことを覚えておきましょう。
エンバーミングの費用は、ご遺体の状況や処置内容によっても異なりますが、一般的な基本料金の相場は15万円〜25万円程度といわれています。
基本料金に含まれているものは、下記の費用です。
・消毒や防腐処理、損傷の修復などの処置費用
・着付け費用
・お化粧費用
また、状況によって追加で必要になる可能性がある費用があります。それは下記の通りです。
・ご遺体の搬送費用
・施術までの安置費用
・損傷の程度による追加の処置費用
安置期間が長引く場合は、安置施設の費用やドライアイスの費用が追加で必要になるため、安置期間によっては、エンバーミングの方が安く抑えられるケースがあります。安置費用やドライアイスの料金は各施設によっても異なるため、長期安置が必要になる場合は、安置に必要な総額とエンバーミング費用を比較して検討することをおすすめします。
エンバーミングは、故人の尊厳を守り、ご家族が安心してお見送りできるようにするために行われる「葬送ケア」です。
海外輸送の必要性がない限り、故人やご家族にとって必要かどうかの判断は、ご家族が下すことができます。お伝えしてきたメリットや注意点を踏まえて検討してみてください。
関東・東北エリアに231カ所の施設をご用意し、地域密着の葬儀を60年以上・年間52,000件以上お手伝いしている「さがみ典礼」では、豊富な地元での経験と実績に基づき、故人およびご遺族のご意向と地元の慣習の両方にそった形で、ご家族がお亡くりになられた直後から、お客様に寄り添い、ベストなお葬式のかたちを実現できるようお手伝いさせていただきます。
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