葬儀の知識

火葬場が混んでいると言われたら?【火葬待ち】の実情と対処法

2025/11/29作成

2025/11/29更新

近年、火葬場の空きがなくて予約が取れない「火葬待ち」という現象が都市部を中心に深刻化しています。ご逝去から火葬まで1週間以上待機を余儀なくされるケースも少なくありません。火葬までの期間が空いてしまうと安置費用がかさんでしまうので注意が必要です。 これから迎える年末年始は、火葬場の休場日も重なりさらに予約が取りにくくなることが予想されます。 そこで今回は、火葬場が混んでいて予約が取れない場合の対処法を解説します。 「なぜ火葬場の予約が取りくいのか」も含めて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

目 次

「火葬待ち」とは

日本では、ほとんどのご遺体が火葬によって弔われますが、火葬場の予約が取れず、数日〜数週間の待機を余儀なくされることを「火葬待ち」といいます。
この「火葬待ち」は、特に都市部で深刻化していますが、地方都市や郊外でも同様の動きが報告されています。

「火葬待ち」が起こる背景

「火葬待ち」の背景には、「年間死亡者数の増加」や、「1日の火葬回数に制限があること」「時期や”友引”の影響」などが挙げられます。

年間死亡者数の増加

高齢化社会、多死社会と言われる現代は、亡くなる方の数が一昔前に比べて増加傾向にあります。厚生労働省の資料で、1990年の死亡者数が820,305人、2024年の死亡者数が1,605,298人と発表されている通り、わずか34年間で倍増していることがわかります。

出典:厚生労働省 「性・年齢階級別にみた死亡数・死亡率(人口10万対)の年次推移」/「人口動態統計月報年計(概数)の概況」

1日の火葬回数が限られている

火葬炉の数と1日の火葬回数は各自治体で決められており、その範囲内でしか対応することができません。つまり、火葬炉のキャパシティが需要(死亡者数)に追いついていないことが原因の一つとなっています。

また、火葬場は住民の理解や用地規制などで新設が簡単にできないことから、対策も難しいという現状があります。

時期や”友引”の影響

冬場は、寒さから死亡者が増える時期と言われています。また、年末年始や友引日には火葬場が休場となることも多いです。死亡者数の増加でただでさえ予約がとりにくい状況の中、火葬場の休場が重なると、休場日の翌日には予約が殺到するという状況に陥りやすくなります。

冬場は死亡者数が増える傾向にあるため、特に注意が必要です。

「火葬待ち」の現状

現在の火葬待ちの状況としては、都市部では火葬まで3〜5日の待機は当たり前という状況が報道されており、場合によっては10日前後待つこともあるようです。また、年末年始は12月31日や元旦〜三が日までお休みの火葬場もあるため、休み明けの数日は予約がさらにとりにくくなるでしょう。

しかも、厚生労働省の発表では「2040年には死亡者数がピークに達する」との予測もあることから、今後も「火葬待ち」はますます長期化していくと考えられています。

火葬場が混んでいると言われたら注意すること

「火葬待ち」では、「安置場所の確保が希望通りにできない可能性があること」そして「安置費用がかさんでしまうこと」の2点に注意が必要です。

安置場所の確保が希望通りにできない可能性がある

自宅安置であれば問題ありませんが、安置施設を利用する場合は、施設の収容数にも限りがあるため、希望する施設に安置できないことも考えられます。火葬場の予約が取りにくいということは、当然、安置施設の予約も取りにくい可能性があるため注意が必要です。

安置費用がかさんでしまう

火葬までの期間が長くなるということは、ご遺体の安置期間も伸びるということです。そのためご自宅で安置するとしても、安置施設を利用するとしても、日数分のドライアイス利用料や安置施設利用料が必要になります

葬儀プランの中に「ドライアイス◯日分、施設利用料◯日分を含む」と書かれている場合もありますが、それを超えた分は追加費用が必要になるということを覚えておきましょう。

安置施設利用料とドライアイスの費用相場は下記の通りです。

【安置施設利用料の相場】
1日あたり5,000円〜30,000円 程度が目安

料金に幅があるのは、お住まいの地域や安置施設のグレードによっても費用が変わるためです。また、安置施設を利用する場合でも、ドライアイス代は別途必要になることが一般的です。

【ドライアイスにかかる費用の相場】
1日あたり5,000円〜20,000円 程度が目安

ドライアイスの料金は、葬儀社によって異なります。また夏場など暑い時期には使用量が増えるため費用が高くなる傾向にあります。

さらに最近は、原料となる高濃度炭酸ガスの不足などによってドライアイスの価格が高騰しており、葬儀費用の中でドライアイスが占める割合は年々上昇傾向にあります。

すぐできる「火葬待ち」対策はある?

「火葬待ち」対策として、以下の方法があります。

時間帯を柔軟に考える

通常の葬儀は、葬儀・告別式を午前中に行い、午後から火葬を行う流れが一般的なので、火葬場の予約も、朝や夕方は比較的空きがあることが多くなっています。そのため、時間帯をずらすことで、火葬待ちの期間を短くすることができるかもしれません。

火葬場のエリアを柔軟に考える

火葬場は、地域によっても混雑状況が異なります。お住まいのエリアが混雑していても、隣町の火葬場は空いているということも考えられるため、エリアを柔軟に考えることで、火葬待ちの時間を短くできる可能性があります。

ただし、市外の火葬場を利用する場合、市民割引が適用されない分、火葬料が高くなってしまうことがほとんどです。そのため、安置費用の追加分と火葬料の追加分のどちらが安いかを比較検討して決めることをおすすめします。

通夜・告別式の順序を柔軟に考える

葬儀の順序としては、「お通夜→葬儀・告別式・火葬」となることが一般的ですが、通夜の翌日に火葬を行い、お骨の状態で葬儀・告別式を行う「骨葬」という方法もあります。

通常の儀式の流れにとらわれず、火葬場の空き状況に合わせて柔軟に対応することで、火葬待ちの期間を短くできる可能性があります。

ちなみに骨葬は、東北の一部の地域では一般的に行われている葬送方法ですが、それ以外の地域で希望する場合は、事前に葬儀社に伝えておく必要があるので注意しましょう。

葬儀形態を柔軟に考える

最近は、お通夜を省略して行う「一日葬」や火葬のみで弔う「火葬式」など葬儀形態も多様化しています。そのため、火葬場の空き状況に合わせて葬儀形態を柔軟に考えることも一つの手段といえます。

ただし、儀式を省略する「一日葬」や「火葬式」は、納骨先や菩提寺との関係性も含めて判断する必要があるため、ご家族や葬儀社と相談しながら進めていくことが大切です。

「火葬待ち」対策は、葬儀社との連携が大切(まとめ)

火葬場の予約は葬儀社が行うことが一般的です。そのため、なるべく早く葬儀社を手配し、火葬場の空き状況を確認してもらうことが「火葬待ち」対策としても重要になります。

火葬場の空き状況はもちろん、葬儀のことでわからないことがあれば、まずは葬儀社に相談してみましょう。

さがみ典礼では、24時間・365日対応の無料の事前相談を行っています。「急ぎでお近くの火葬場の状況を確認したい」「葬儀費用について知りたい」など、気になることはなんでもお気軽にご相談ください。

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関東・東北エリアに231カ所の施設をご用意し、地域密着の葬儀を60年以上・年間52,000件以上お手伝いしている「さがみ典礼」では、豊富な地元での経験と実績に基づき、故人およびご遺族のご意向と地元の慣習の両方にそった形で、ご家族がお亡くりになられた直後から、お客様に寄り添い、ベストなお葬式のかたちを実現できるようお手伝いさせていただきます。

 

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