葬儀の知識

冬に親の体調が心配なとき…もしもの際の流れと、いまからできる葬儀準備

2025/12/24作成

2026/1/15更新

冬は寒暖差や感染症の流行で体調を崩しやすい時期です。特に、ご高齢の親御さんをお持ちの方は、ご心配もひとしおではないでしょうか。さらに年末年始は、病院なども休業体制に入り連絡が取りにくいこともあります。 もしもの時の流れを知っておくことは、そういったご不安を和らげ、いざという時に落ち着いて対応できるようにするためにも大切なことです。 今回は、ご家族の体調が急変した際の対応や、もしものことが起きてしまった後の流れについて解説します。

目 次

体調が急変した時の対処法

寒暖差の激しい冬は、血管の急変動による心筋梗塞や脳卒中といった急性の病気を発症しやすい時期です。またインフルエンザや新型コロナウィルスによる感染症のリスクも高まります。

ここでは、ご家族に何らかの体調の変化が見られた場合に、どのような初動対応が適切かをわかりやすく解説します。

意識がある場合

意識があって会話もできる状態で体調の変化が感じられる場合は、呼吸や発熱具合、吐き気や痛みの有無などを落ち着いて確認したうえで、かかりつけ医に連絡をします。

夜間や休日でかかりつけ医と連絡がつかない場合は、地域の救急相談窓口(#7119)に電話をしましょう。#7119は、急な病気やケガで「救急車を呼ぶべきか」「病院に行くべきか」で迷った際、通話料のみの負担で専門家に相談できる窓口です。

意識がない場合

意識がない、呼吸が明らかにおかしいなどの状態であれば、迷わず救急車(119)を呼びましょう。電話口の救急隊員の指示に従い、気道確保や心臓マッサージを行い、救急隊の到着を待ちます。また、もし嘔吐物がある場合は、気動確保と窒息防止のため横向きに寝かせることが推奨されています。

こんな症状にも注意しましょう

自宅療養中に「寝てばかりいる」「呼びかけに反応が薄い」「呼吸が浅い」「食事や水分がほとんど取れていない」「突然の頭痛・腹痛・胸痛」「顔の歪み」「脈の異常」など、いつもと違う様子を感じることがあるかもしれません。

これらは高齢者の体調急変のサインなので、変化を感じた段階で、迷わずかかりつけ医または救急相談窓口(#7119)へ連絡しましょう。早期の対応が命を守る最善策です。

“もしも”のことが起きてしまったら(死亡後の流れ)

もしもの時は、突然訪れるものです。そんな時、多くの方が「何をすればよいかわからなかった」と感じるようです。突然のことでも、最低限の流れを知っておくと、落ち着いて行動することができます。

多くの方にとって考えたくない内容かもしれませんが、いざという時に備えて、以下の流れを把握しておきましょう。

1. 医師から死亡診断書を受け取る

医師により死亡と診断された場合、死亡診断書(または死体検案書)が発行されます。
病院でお亡くなりになった場合は、主治医が死亡診断書を発行するのが一般的です。

一方、ご自宅でお亡くなりになった場合、在宅医やかかりつけ医など見取りを行なっている医師によって死亡診断書が発行されますが、急な体調の変化で医師がすぐに原因を特定できないケースでは、警察による検案に回され、場合によっては司法解剖となることがあります。その場合は警察医による死体検案書が発行されます。

2. 葬儀社に連絡→ご遺体の搬送

死亡診断書(または死体検案書)が発行されたら、次に行うべきことは葬儀社への連絡です。

お亡くなりになった場所に関わらず、葬儀までの間、ご遺体を安置しておく安置場所への搬送が必要になりますが、ご遺体の搬送・安置を行うのは葬儀社です。特に病院でお亡くなりになった場合は、病院内に長時間ご遺体を安置しておくことができないため、迅速な対応が求められます。

多くの葬儀社は、24時間対応しているため、深夜早朝に関わらずすぐに葬儀社に依頼しましょう。

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3. 安置〜葬儀の打ち合わせ

ご遺体の安置場所は「ご自宅」「葬儀社の安置施設」「民間の安置専門施設」といった選択肢があります。事前に安置場所を決めておくと搬送がスムーズです。


【安置場所について】
最も費用が抑えられるのは自宅安置ですが、スペースや気温管理の環境によっては自宅安置が難しい場合があります。

葬儀社の安置施設は、温度や衛生管理が整い、搬送から安置まで一括で任せられるため安心ですが、面会は予約制であることが一般的です。

民間の安置専門施設は24時間管理や個室など設備が充実し利用しやすいですが、費用は3つの選択肢の中で最も高額になる傾向にあります。


無事ご遺体の安置が完了したら、葬儀社と葬儀の具体的な打ち合わせに入ります。
打ち合わせでは、葬儀日程、場所、葬儀形式(家族葬や一般葬など)、葬送品や遺影の確認、返礼品等の詳細を決めていきます。

葬儀日程は、ご遺族と宗教者のご都合、火葬場の空き状況を総合的に見て決めることになりますが、年末年始を含む冬季は火葬場が最も混み合う時期のため、予約が取りにくい可能性があることを念頭に置いておきましょう。

4. 役所手続き(死亡届・火葬許可申請)

葬儀の詳細が決まったら、必要な手続きを行います。
死亡診断書の左側が死亡届になっているので、必要事項を記入して役所に提出しましょう。提出先は、死亡地の市区町村役場・故人の本籍地の市区町村役場・届出人の住所地の市区町村役場のいずれかです。

この時、窓口にある「火葬許可申請書」に必要事項を記入し、合わせて提出します。特に不備がなければその場で「火葬許可証」が発行されるので、火葬当日まで大切に保管しておきましょう。

ちなみにこれらの手続きは、葬儀社が代行してくれることも多いです。葬儀までの期間は思った以上に慌ただしくなるため、できることなら任せてしまった方が安心です。

今からできる備え

ここでは、万が一の時に備えて今からできることをご紹介します。

必要書類の場所を共有しておく

保険証や身分証、年金手帳、かかりつけ医情報、緊急連絡先などは、万一の際に家族がすぐ確認できるよう、あらかじめ共有しておくと安心です。

親の意向を軽くヒアリングしておく

もし聞けるようなら、「どんな規模がよいか」「宗教の希望はあるか」など親の希望を聞いておくことも大切です。最近は、エンディングノートに葬儀の希望を記しているという方も少なくありません。

ご自身の葬儀を希望に沿ったものにしたいと願う気持ちは、多くの人に共通するものですので、重い話としてではなく、普段の会話の中から自然に聞き出せるとよいでしょう。

連絡しておくべき葬儀社を決めておく

最近は終活が一般的になり、葬儀社を事前に決めておくという人も増えています。

「葬儀のことを事前に決めるなんて縁起でもない」と思われるかもしれませんが、万一に備えて葬儀社を決めておくことは、決して死を前提にすることではありません。今の暮らしを守り穏やかな気持ちで日々を送るための安心づくりとして、気軽に相談してみてください。

その際は、複数の葬儀社を比較し、候補を固めておくことが大切です。事前相談は、わかりにくいといわれる葬儀費用の具体化にも役立ち、トラブルを防ぐことにつながります。

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費用面で押さえておくべきポイント

葬儀にはまとまった費用が必要になるため、費用面での備えという意味でも、以下のポイントを押さえておきましょう。

どの葬儀形式を選ぶかで費用に差がある

最近は、お通夜を省略する「一日葬」や、宗教儀式を行わず、安置場所から直接火葬場にお運びしてお別れをする「火葬式・直葬」などの選択肢も一般的になってきました。どのような形式で葬儀を行うかで、葬儀費用も変わることを覚えておきましょう。

以下は、保険情報サイトが2025年に発表した葬儀費用の形式別平均額です。葬儀費用は地域や規模、宗派などご家族のご状況によっても変わるためあくまでも参考程度にはなりますが、費用差の目安としてご確認ください。

【葬儀費用の総額(平均)】
一般葬:161万円
家族葬:105万円
一日葬:87万円
直葬・火葬式:42万円

出典:ほけんの第一歩

冬は費用が変動するケースもある

葬儀費用が季節によって変わることはありませんが、冬は死亡者数の増加と火葬場の休場などが重なり、火葬場の予約が取りにくくなる傾向にあります。その分、安置期間が長引くため、安置にかかるドライアイス代や安置施設利用料などが普段より多めにかかってしまう可能性があることを知っておきましょう。

見積書は内訳までチェック

複数の葬儀社から見積もりをとって比較する際は、金額の総額だけで判断せず、内訳までしっかり確認することが大切です。総額だけを見て選んでしまうと、後から追加費用が発生し、結果的に高くついてしまうケースも少なくありません。

また、見積もりの内訳を丁寧に説明し、不安や疑問にきちんと向き合ってくれる葬儀社であれば、大切なご家族の葬儀も安心して任せることができるでしょう。

当日にならないとわからない費用がある

葬儀費用には、当日の参列者の人数等によって変わる費用があります。主に返礼品にかかる費用や会食費などがそれにあたりますが、見積もりの段階でどの費用が変動する可能性があるかを確認しておくと安心です。

葬儀について知ることは家族の心配を軽くするための備え(まとめ)

高齢者や闘病中のご家族がいらっしゃるご家庭にとって、冬は感染症や急性疾患などへの心配から「看病疲れ」が出やすい時期です。そのため、ご自身の心身の健康を第一に、無理をしないことを心がけましょう。

また、不安を解消するためには、先回りして知識を得ておくことも大切です。葬儀のことは考えずに済めばそれにこしたことはありませんが、簡単な流れと選択肢を知っておくだけでも、ご自身やご家族の心の支えになるでしょう。この冬を穏やかな気持ちで過ごすためにも、こちらのコラムを参考にしていただけたら嬉しいです。

また、ご葬儀に関するご不安ごとは、さがみ典礼の事前相談がおすすめです。「知っておくだけ」「聞いておくだけ」でも充分意味がありますので、安心材料として、ぜひご活用ください。

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関東・東北エリアに231カ所の施設をご用意し、地域密着の葬儀を60年以上・年間52,000件以上お手伝いしている「さがみ典礼」では、豊富な地元での経験と実績に基づき、故人およびご遺族のご意向と地元の慣習の両方にそった形で、ご家族がお亡くりになられた直後から、お客様に寄り添い、ベストなお葬式のかたちを実現できるようお手伝いさせていただきます。

 

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